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切削油剤は金属加工油剤の一種で、その名の示す通り、切削加工に使用する潤滑油剤のことです。
切削加工とは、工具および工作機械を用いて金属等の材料(加工物)を削り取り、必要な形状や寸法に仕上げる加工法で、旋盤による旋削やドリルを用いた穴加工などに代表されます。一般には、工具の代わりに砥石を用いた研削加工も切削加工に含まれます。 |
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切削油剤の作用は大きく3つに分類されます。
- 潤滑作用
被削材−工具、工具−切屑間に浸透し境界面の摩擦を減少させることにより、工具のクレーター摩耗やフランク摩耗を減少させます。
| 図 切削油剤の作用図 |
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- 冷却作用
被削材−工具、工具−切屑で発生する摩擦熱や金属のせん断熱を吸収し、被削材を冷却、工具の硬度低下を防いで摩耗を減少させます。また、加工物の熱膨張による寸法精度のバラツキを防ぎ仕上げ面精度を維持します。
- 反溶着作用
構成刃先の生成や被削材−工具、工具−切屑間の溶着を防止し、構成刃先に起因する仕上げ面粗さの悪化や、加工物の寸法精度のバラツキを防ぎます。
図 構成刃先
※数値はブリネル硬度を示す |
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切削油剤には、大きく二つの種類があります。 潤滑作用を主目的とし、原液で使用する「不水溶性切削油剤」と、冷却作用を主目的とし、水に希釈して使用する「水溶性切削油剤」があります。
2000年に改正されたJISでは、不水溶性は成分と銅に対する腐食性から4種に、水溶性は成分と希釈したときの外観から3種に分類されました。また、改正JISでは環境を考え、塩素系添加剤を含む切削油剤が分類から除外されています。

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